ヨークシャーテリアのリキ、14歳10ヶ月と29日でした...
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
15.
16.
17.
18.
19.
20.
21.
22.
23.
24.
25.
26.
27.
28.
29.
30.
31.
32.
33.
34.
35.
36.
リキとの思い出...
(長文なのでスルーされる方はご自由に...)
私は2004年9月30日に先天的な病気(脳動静脈奇形)で12時間におよぶ開頭手術を受け、
術後の右半身麻痺から4ヶ月の入院とリハビリ生活を送りました。
4ヶ月で体調は何とか回復したものの右脚には後遺症が残り、
日常生活や趣味で諦めなければならないこともありました。
そこで、今後のリハビリのお供ということでリキがわが家にやってきました。
誕生日は2004年11月18日なので、私がリハビリの真っ最中に生まれたヨーキーです。
実はペットショップで見初めたのも「リキ」と命名したのも、私なのですが...
休日のリハビリ散歩はそれなりに頑張って歩きました。
鴨川沿いを10キロ近くとか小型犬には厳しかったかもしれませんが、
嬉しそうに短いシッポを振って、いつもルンルン気分で付き合ってくれました。
歩くのが大好きなワンコでよかったです。
ただ歩くだけじゃ長続きしないと考え、リキとの散歩をきっかけにデジタルカメラとこのブログを始めました。
散歩中でもカメラを向けると立ち止まってこちらを向き、シャッター音がするまでそのままじっとカメラ目線してくれてました。
撮られてることが、ちゃんとわかってたみたいです!!
そんなリキのおかげで右足首の補助装具も外せるようになりました。
今でも障害はちょっと残ってますが、ここまで復活して見た目も普通になったのはリキのおかげです。
もちろん、SMAP香取慎吾似の大学病院の主治医の先生や家族の支援もありましたが、
リキの癒しは時にそれ以上のパワーとなりました。
私にとってリキは、フィジカル面だけでなくメンタル面でも最強のパワーペットに進化してました。
個人的には、
クリクリした丸い目と黒い鼻先の3点のバランスがとてもカワイイと思います。
散歩していても見知らぬ人から「かわいい !!」と声をかけられることが内心ちょっと嬉しかったのです...
(親バカというやつですが...)
スーツで出勤する平日の朝は知らん顔ですが、
休日で私服になると「散歩連れていけ !!」アピールがものすごかったのです。
仕事なのか遊びなのか、わかってたのかなぁ〜
でも散歩中に他のワンコと遭遇すると、たとえ相手が大型犬であっても必死に吠えまくるので大変でした。
躾がちゃんとできませんでした...
そんなリキにも持病があって、尿管結石で全身麻酔の開腹手術を2回受けました。
かかりつけ医からは、腎臓が悪いし、さすがに3回目の全身麻酔で開腹手術は無理と宣告されてしまい、
指定されたドッグフード以外食べてはいけないとなりました。
毎日毎日、同じドッグフードを飽きもせずガツガツ食べていたので、
時々リンゴ・ミカン・キウイとかヨーグルトをつまみ食いさせてました。
めちゃくちゃ嬉しそうな顔をするので、ついつい与えてしまうんですよねぇ...
特に鳥の手羽先の匂いには異常に反応してたので、きっと一番の大好物だったのではないかと思います。
(さすがにこれは食べさせませんでした...)
いつも元気で、私が帰ってくると必ず「撫でてくれぇ〜」と近寄ってきたリキも、2年くらい前から体力の衰えが見え始め、
軽々と飛び乗ってたソファも一度のジャンプで上がれなくなることが増えました。
ここ数年の京都の夏の暑さも小型犬にはキツかったのだと思います。
特に今年になってから衰えは激しくなり、散歩連れてけアピールは以前と全く変わらなくても、
歩き出しても立ち止まったり、以前ほど歩こうとはしなくなりました。
さらに春頃からは一段と食事量が減少し、水もあまり飲まなくなって、
一日中お気に入りのソファの上で寝てることが多くなりました。
この夏は毎週の点滴で何とか凌いできましたが、10月になって体重もとうとう1.3kgになってしまいました。
毎朝スマホカメラを向けると立ち上がってカメラ目線をくれていたのですが、もう寝そべったままで動こうともしません。
それでもオシッコがしたくなったら、無理していつものトイレの場所に向かって歩き出そうと立ち上がっては、よろけて倒れてばかり...
ガリガリに痩せた体なのに、そんな健気な姿を見せられると涙が出てきます。
かかりつけ医の「もう、治療するよりも好きなものをあげてください...」とのアドバイスを嫁からLINEで知らされて、また涙...
10月16日の夜12時前、リビングのいつもの場所で寝そべったままのリキとのアイコンタクトが最後となりました。
今思い返すと、リビングの電気を消す私を目線でず〜っと追い続けていたのは、何か言いたかったのかなと...
翌朝、寝そべっていた場所から少し離れたところで冷たくなって横たわっていました。
嫁と二人で朝から号泣でした...
人生で一番泣きました...
社会人1年目に父親が亡くなった時よりもボロボロ泣きました...
通勤電車の中でも涙目の変なおっさんになってました...
その時は近いだろうと覚悟はしてましたが、なんだか思ってた以上にキツいです。
ペットロス?
引きずりたくはないけど、しばらくは引きずるかなぁ...
社会人になって家を出ていった娘が、私を心配して昨晩帰ってきましたよ... (笑)
まぁね、
還暦過ぎたおっさんが何を女々しくウジウジしてるねんと自分でも思います。
SNSなんかにこんな文章を書くのもどうかと悩みましたが、やっぱりどこかに残しておきたいと思いアップしてます。
元は自分の病気がきっかけとはいえ、リキがいなければカメラもブログも始めなかったし、
それらがなかったらこんなに様々な人たちと知り合うこともなく、今の自分もなかったかなと...
(性格もちょっと変化したかも...)
リキがいなかったとしても違う人生を過ごしていたでしょうが、ほぼ15年のリキとの生活以上にはならなかったと思います。
もう感謝しかありません...
ひとつ残念なのは、リキの写真は何千枚もあるのに、
私と一緒に写ってる写真は、11.と33.以外には家族写真のわずか数枚しかなかったこと。
もっと撮っておけばよかったと後悔です...
リキはわが家で過ごして楽しかったのかなぁ...
次から次へと様々なことが思い出されるのですが、
どんどん収拾がつかなくなるので、リキのことをアップするのはこれで最後とします。
以上、
リキを可愛がっていただいた皆さんへ、悲しいご報告でした。
ありがとうございました!!
私の方はペットロス(?)からぼちぼちと復活していきますので、引き続きよろしくお願いいたします...